笑いの新機軸・AB!と王道・魔王の金曜日

ABは視聴者をオイテケボリにするのが得意である。
このオイテケボリの反復することで、視聴者に笑いのルールを理解させ、
数話経って理解に至った今はじめてコメディとして楽しむことができた。
ありていに言ってしまえばガキ使の「笑ってはいけない」シリーズの感覚だったのである。
シンジ君台無し・・・→笑ってはいけない化→何このシンジ君フヒヒ!
実に複雑な笑いを要求するアニメである。


魔王は手抜きが得意である。
さすがのわたなべたかし監督といったところか。どーでもいいとこと見せるところのメリハリをもってペース配分をしているように思われる。基本的なハーレム・スラップスティック作品の見せ方をとりつつ、しっかりとB級エンタテインメントを作れている。
その力んでいない作品作りが視聴者に安心感を与えているところもさすがといえる。